自己破産の知識

【経験者が語る】自己破産しているときに海外旅行へいけない理由

自己破産しているときの海外旅行がダメな理由

自己破産しても海外旅行へはいきたい!

そんなちょっと浮かれた夢見る野郎に、厳しい?現実とルールを教えたい。

ども、ざび(@dr_zawinul )だ。

27歳のときに借金938万円抱えて、自己破産をした。キミの同志と言っていい。

結論から言うと、自己破産しても海外旅行は行ける

ただし、手続き中の約半年〜1年間だけは海外旅行は制限される

そもそも自己破産するかどうかってときに海外旅行に行くヤツの神経は分からないけど。

ともかく、一生に一度の大事な人付き合いかもしれんからな。

念のため、自己破産の手続きと海外旅行のルールはきちんと抑えておこう。

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自己破産手続き中に海外旅行がダメな理由

自己破産手続き中に海外旅行がダメな理由

なぜ自己破産手続き中は海外旅行をしてはいけないのか?

海外旅行が問題になるのは、自己破産でも主に財産を扱う管財事件の場合だ。

管財事件:財産をもっている場合の自己破産。破産管財人を雇って、財産を公平に処分・分配しないといけない。

関連記事:自己破産の管財事件ってなに?破産経験者がわかりやすく解説

日本の破産法で「手続き中は海外旅行はダメだ」と決められている(第三十七条)。

理由は3つ。

  • バックレるのを防ぐため
  • 海外に財産を持ち出して隠すのを防ぐため
  • 旅費を確保するのが難しい

一つずつ見ていこう。

1.バックレるのを防ぐため

自己破産てのは財産を処分して、債権者に配る手続きだ

当の本人が逃げ出したら財産の確認もできない。

ま、そもそも自分から自己破産を申請してバックレる意味はないけどな。

ざび
ざび
だったら最初から自己破産の申請するなよって思うわ。

ただ、あとでも書くが、自分以外が自己破産の申請してくるときもあるからってことで。

2.海外に財産を持ち出して隠すのを防ぐすため

これも上と同じような理由だ。

海外に行けば銀行間のやり取りが時間がかかる。

しかも現金化したら、どこに隠したか余計に調べにくくなるだろう。

マイナーな国に行けば行くほどそうした銀行間や政府間のやり取りってしにくいだろうから調べる側としてはやりたくないよね。

極端な話、ブラジルで現地に詳しい人を雇って、アマゾンの奥地とかに財産を隠せば、捜査がきても知らんぷりしてもらえればもう後を追うのは不可能に近い。

でもこれも自己破産を申請する側がわざわざやる必要もない。自己破産なんてめんどうなことはせず単にバックレればいいだけだからな。

申請する側は、

「もう苦しいから全部調べてもらって、財産はあげます、その代わり借金チャラにしてください」って気持ちだから、よほど巨額の財産がないかぎりそんなマネはしない。

ちなみに財産を隠すと詐欺破産罪でつかまるぞ。

問題は金を貸した側が自己破産を申請してきたときだ

実は自己破産は金を貸した側が申請することもできる。

「お前逃げそうだから先に手を打っておくぜ。今ある財産よこしな。約束破ると刑罰あるよ」

ってしくみだね。

だからバックレそうだなと、目をつけられたら自己破産を申請されるってこともありうる。

3.旅費を確保するのが難しい

自己破産をするくらいだから旅行のためにお金を貯めることもできないと思うんだ。

もしやむを得ない事情でお金を貯めていたとしたら、そいつは没収される可能性が高い。

原則20万円以上の価値あるものは没収の対象なんだ

海外に行くとなると場所やシーズンにもよるが、往復の飛行機代とホテル代だけで10万円近くなるよな。

たとえばニューヨークに5泊のツアーとかで20万円は超えるだろう。

「そんな旅費あるなら持っていくぞ」と管財人に言われてしまうのがオチだ。

破産管財人:自己破産する人の財産を取り上げて管理する人。弁護士が選ばれる。

自己破産が終われば海外旅行は自由

自己破産が終われば海外旅行は自由

自己破産の手続き中の約半年〜1年間ガマンすればいつでも海外旅行には行ける

ちなみに、裁判所に海外へ行く旨を伝えて、許可が下りれば、自己破産手続き中でも海外に行くことができるぞ。

そもそも財産がまったくない場合の自己破産(同時廃止)は免責といって借金チャラが許された時点で海外旅行に行ってもいい

自己破産する人のうち約7割はこの同時廃止のパターンだから実質海外旅行の制限なんて無いに等しいんだよね。

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ざび
ざび
ざびは自己破産後にパスポートを取り、香港に新婚旅行でいったぞ。

パスポートに自己破産の記録は残らない

パスポートに自己破産の記録は残るのか?

残るわけねえだろ

そんなもん書くような欄ないだろ?必要ないし。

戸籍謄本や運転免許証といっしょで、公の証明書に自己破産のことが記録されることはない

パスポートの発行や更新にはなんの影響もないから安心してくれ。

ただ官報には間違いなく乗るからな。全国デビューはしちまうわけだ。といっても見てるヤツほとんどいないが。

関連記事:自己破産すると全国に公開される?”官報公告”とは何か徹底解説

関連記事:自己破産したら車の運転免許は取られない?免許証に記録される?

国内旅行や引っ越しのときも注意

国内旅行や引っ越し、出張にも注意

管財事件の場合は、海外旅行にかぎらず国内の旅行引っ越し出張にも注意しないといけないぞ。

破産法第三十七条の中身をみてみよう。

(破産者の居住に係る制限)

第三十七条  破産者は、その申立てにより裁判所の許可を得なければ、その居住地を離れることができない。

この「離れる」の範囲と期間がはっきりと決まっていないから微妙なんだが、少なくとも1週間以上離れるようなら裁判所の許可をもらったほうが無難だろう。

郵送物などの処理などの関係で手続きが遅れる可能性があるし、なにかと怪しまれたら免責の許可がでないかもしれない。

やむを得ない事情での引っ越しや出張は弁護士に相談してみてくれ

おそらくダメとは言われないから。裁判所から許可が出ればOKなんだ。

ちなみに引っ越しの場合は住所変更の届を出すだけであっさり許可されることがほとんど。案外カンタンだ。

担当の弁護士に連絡しておこう

もし数日間もしくは数週間自宅を離れることがある場合は、弁護士に相談するのが一番だ。

裁判所への連絡は担当の弁護士がやってくれるから安心

もし自分ですべて手続きをしている場合は、直接裁判所に連絡をして、許可をもらう必要がある。

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まとめ

  1. 自己破産の手続き中半年間は海外旅行に行けない
  2. 自己破産が終わればいつでも海外旅行に行っていい
  3. パスポートには自己破産の記録は残らない
  4. 国内旅行や出張、引っ越しでも裁判所の許可はが必要な場合も。
  5. 数日以上家を離れる場合は念のため弁護士に連絡を入れておこう

キミは自己破産を誤解している

  • 自己破産したら全財産が没収される
  • 自己破産すると周囲の人に必ずバレる
  • 自己破産すると二度と立ち直れない

これらは全て誤解だ。正しい情報を知って、正しい判断をするためにはプロの弁護士や司法書士へ相談をするのがベスト。

自己破産を頼むならどっち?【弁護士VS司法書士】徹底比較

 

裁判所に直接「自己破産したいんですけどどうしたらいいですか」ときいたら、

「まずは弁護士に相談してください」

と即言われたぞ。

裁判所が答えたってことはつまり、公的な機関が認めた、公式の回答だ。

まずは弁護士に相談、これがみんな通る道と思っていい。

“どうしよう、こんなケースは大丈夫かな”と推測ばかりしていて、一人で悩む時間は正直もったいない。

その間も返済の催促はくるし、利息も溜まっていく。

借金問題はできるだけ早く解決して、次の生活にエネルギーを向けたほうが立て直しも早くなる。

自己破産したいけど、弁護士に頼むのはすごく敷居が高い

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まずは小さな一歩から。気軽にはじめみよう。

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