借金返済

借金の誓約書ってどんな意味があるの?メリット・デメリットを解説

借金の誓約書の内容とメリット・デメリット

友人から借金をしたが誓約書を書かされたけど、なにこれ意味あるの?

知人から50万円貸してくれと言われたが口約束は不安、誓約書を書きたい。

そんな借り手・貸し手双方にあてはまる、誓約書の疑問を解決していこう。

この記事を読むとこんなことがわかる。

  1. 誓約書と契約書のちがい
  2. 誓約書の法的な意味
  3. 誓約書を書くときの注意点
  4. 誓約書を書くことのデメリットと対応策

関連記事:

借金を返さないのは罪ではなくて”契約違反”だって知ってた?

借金のうまい言い訳はいくらでもあるが、それで解決するの?

借金を繰り返す3つのパターンと改善する方法【体験談】

誓約書ってなに?

誓約書ってなに?

誓約書は当事者の一方が「お願いします!」と約束を交わす合意書だ。

借金の場合、差し入れ人(借り手)の署名と捺印しかない。

つまり、借り手が一方的に義務を負う形式だ。

誓約書は一部だけ、貸主が保管する決まり。

だから改ざんされてしまう恐れがあるんだ。

借り手がかなり不利な約束。

でも、書く内容がカンタンで済むから借金したことを形に残すという意味で広く使われているぞ。

貸した側も口約束じゃ不安だからな。

反対に借りる金額画大きければより複雑な内容を組み込める契約書を書くケースが多い。

誓約書と契約書のちがい

契約書は、当事者のお互いが義務を負う形式。

だから、両者が署名・捺印をして、お互い一部ずつ保管する。

だから対等な約束なんだ。

双方が保管しているから改ざんされる心配もない。

銀行や消費者金融からお金を借りるときは契約書(正式には金銭消費貸借契約という)を交わすことになる。

まあ、もっと言ってしまえばローン契約だな。

関連記事:自己破産後に最短ルートでローンを組む手順を解説【経験談あり】

借金の誓約書の内容

借金の誓約書の内容

借金の誓約書の場合、書く内容は以下のとおり

  • 表題
  • 返済日
  • 残高
  • 返済方法(毎月の返済額など)
  • 貸した人の名前
  • 自分の署名・捺印

このあたりを盛り込めばほぼ問題ない。

表題は、「借金返済についての誓約書」などにしておこう。

返済期限や返済額など数字を書くときは和暦・漢数字を書いたほうがいいぞ。

なぜならふつうの数字にしてしまうと、改ざんされるおそれがあるからだ。

念には念を入れておこう。

借金の誓約書のサンプル

    借金返済の誓約書

○○様

令和○年○月○日

1.私は○○様に対し、令和○月○日から令和○月○日に事業拡大用の資金として借り受けた金額について、令和○年○月○日現在参百萬円あることを認めます。

2.私は○○様に対し、上記1項の借金を、今後は毎月二十五日に五萬円ずつ返済することを誓約します。

(借主)

住所

名前                 印

ここまでていねいに文章に書かず、お互いの名前と借りた金額、返済期限などが書かれていれば問題はない。

ポイントは数字を書くときは漢数字の難しい字(壱、弐、参、拾、萬など)を使うこと。

なんで??めんどいよ?と声が聞こえてきそうだ。

これは相手に改ざんされるのを防ぐためだ。

誓約書は貸した相手が保管するから、いかようにもできる。

それでいて書き方はワープロでも手書きでも何でもいい。

だから、上書きして多少汚くなっても「いや、間違えたんで直しました。テヘッ」とか言っておけば切り抜けられてしまう。

数字だと「5」を「6」に書き換えたりできる。

かといって漢数字の「一」とかだと、棒をつけ足せば「ニ」や「三」にカンタンに書き換えられるだろ?

だから、あえて難しい漢字を使うんだ。

めんどいけど借りた側のせめてもの抵抗としてガマン。

貸した側が誓約書を作るメリット

誓約書のメリットは相手にプレッシャーを与えること

今までは借りた側の視点から書いたが、貸した側の方にこそ誓約書のメリットがある。

  1. 相手にしっかり返済する意識を植え付けることがてきる
  2. 言った・言わないの水掛け論を防げる
  3. 借金をした証拠になる

メリット1.返済意識の植え付け

借りた相手はとくに個人間の場合「まあ、いつか返せばいいか」と軽く構えているヤツはけっこういる。

そういうヤツに対して、「しっかり返せよ。形に残すからな」とプレッシャーをかける意味で誓約書は効果的だ。

人間てのは実際目の前で形に残さないと実感できない。

口約束なんてお互いの心の中にあるだけの、実体のないあやふやなもんだ。しかも忘れるしな。

メリット2.言った・言わないの争い防止

約束自体を守らない、忘れると言うヤツもいれば、約束の内容を変えてしまう、あるいは思い違いしてしまうヤツもいる。

「あのとき返済期限は来年までと言ったはずだ」

「いや、そんなこと言ってない。再来年の約束だ」

みたいな永遠にらちのあかない事態は避けたいよな。

誓約書に金額や期限などの数字はきちっと書いておけばいい。

ただし、貸し手が改ざんできないように上に書いたような書き方の工夫は必要だぞ。

メリット3.借金の証拠になる

誓約書そのものには法的な拘束力がない。

ただ、裁判になったときに、相手が借金をしたという証拠にはなるから有利に進めることができる。

つまり、当事者同士のトラブルを法的に、スムーズに解決するために誓約書は有効ってわけ。

誓約書のデメリットと対応策

誓約書のデメリット

誓約書は法的な拘束力がない

さっき書いたとおり、法的な拘束力がないのが誓約書の弱点だ。

誓約書を書いても守らなかったところで刑罰を喰らうわけでもなんでもない。

このように個人間のやり取りで国の法律みたいに守らなくてもいい書類を私文書という。

逆に法的な拘束力がある、「国のお墨付き」文書を公文書というんだ。

誓約書の公文書化はハードル高め

じゃあ、誓約書を公文書にしちゃえば、法的なパワーを加えられるじゃんと思う人もいるだろう。

カンタンにいうけど、実際めんどいのよ。

まず誓約書の場合、公文書にするには公正証書という形にしないといけない。

公正証書:国に任命された法律の専門家(公証人)がつくる公文書。法的な効力がある。

ちなみに公正証書は公証役場で作ってもらえるぞ。

ただ、公正証書は借り手からの同意を得ないと作れないし、事前に法律的に問題ないかチェックされた原案を出さないとといけない。

は?なにそれ?原案なんてわからないわって感じでしょ?

要するに行政書士や司法書士などの専門家に見てもらえということ

そういう手間ひま考えると、借金の額が60万円を超えているかどうかが公正証書をつくる一つの基準になる。

60万円以下だと少額訴訟という手段が使えるから、別に公正証書はいらないだ。

少額訴訟になれば原則1回の出頭だけで裁判を終わらすこともできるので公正証書をつくるよりカンタン。

やっぱり公正証書はめんどいーというのなら、まだ対応策はあるぞ。

「内容証明」でプレッシャーを与える

誓約書単体では法的にパワーもなく、なかなか相手も約束を守ってくれない。

ならば、内容証明を送ってみよう。

内容証明(郵便):手紙の一種で、相手がいつ受け取ったかを郵便局が証明するもの。契約解除や未払金の督促に利用される。

この内容証明を受け取ると、郵便局にしっかり記録されるので「受け取った覚えはない」と否定することができなくなる

しかも、内容はかなり形式ばっていて、受け取ると重々しい文面に思わずプレッシャーがかかる

「いついつまで対応しないと裁判を起こす」なんて書かれると思わず行動しちゃうよな。

裁判沙汰にはしたくないという一心で返済を促す効果が期待できる

ちなみに内容証明郵便は1,300円くらいかるぞ。

内容証明ー日本郵便HP

念のため記録に残したいのなら私文書でOK

友人から頼まれてお金を10万円貸した。

友人とはいえ、どうなるかわからないからしっかり約束として記録したい。

という程度なら私文書の誓約書(借用書)でOKだ。

公正証書までつくるとなると手続きがクソめんどうだから。

それでぜんぜん返してくれないとかで困ったときに最終手段として内容証明を送るようにすればいい。

まとめ

  1. 誓約書は借金の金額や返済期限などを書く
  2. 誓約書は借り手のみ義務を負う。契約書は双方が義務を負う。
  3. 誓約書は返済する意識を相手に植え付ける効果がある
  4. 誓約書を書いておけば、言った・言わないの水掛け論を防ぐことができる
  5. 誓約書は裁判で借金の証拠になる
  6. 誓約書は法的な拘束力がない
  7. 公正証書で誓約書を作れば法的な拘束力を持たすことができるが手続きがめんどう。
  8. 内容証明で借りてにプレッシャーを与えて返済させることもできる
  9. 念のため記録に残したいという程度なら私文書の誓約書でOK

自己破産を迷っているなら無料相談してみよう

  • 自己破産したら全財産が没収される
  • 自己破産すると周囲の人に必ずバレる
  • 自己破産すると二度と立ち直れない

これらは全て誤解だ。正しい情報を知って、正しい判断をするためにはプロの弁護士や司法書士へ相談をするのがベスト。

裁判所に直接「自己破産したいんですけどどうしたらいいですか」ときいたら、

「まずは弁護士に相談してください」

と即言われたぞ。

裁判所が答えたってことはつまり、公的な機関が認めた、公式の回答だ。

まずは弁護士に相談、これがみんな通る道と思っていい。

“どうしよう、こんなケースは大丈夫かな”と推測ばかりしていて、一人で悩む時間は正直もったいない。

その間も返済の催促はくるし、利息も溜まっていく。

借金問題はできるだけ早く解決して、次の生活にエネルギーを向けたほうが立て直しも早くなる。

自己破産したいけど、弁護士に頼むのはすごく敷居が高い

そんな人はWebからの無料診断無料相談をするのがオススメ。

まずは小さな一歩から。気軽にはじめみよう。

2分でサクッと借金の減額シミュレーション

関連記事