有名人の借金・破産

4度破産して大統領になった男・ドナルド・トランプの生き様

ドナルド・トランプは破産の帝王か?
ざび
ざび
ドナルド・トランプ氏の破産歴と生き様を丸裸にしていくぞ。

第45代アメリカ合衆国大統領、ドナルド・トランプ。

今やニュースで見ない日はないよな。

彼が大統領をやる前、やり手の経営者だったっていうのは知っている人も多いと思う。

でもその彼が4回も破産しているっていうのはきいたことあるか?

破産が4回ってすごいよな。ふつうじゃ考えられん。

でも、実はこの”破産”という言葉もカラクリがあるんだ(あとで解説する)。

ともあれ、何度も厳しい状況になったにもかかわらず、それをはねのけ、今や大統領にまでなった男だ。タダ者ではないのは確かだろう。

そんなトランプ氏の破産と復活の人生を追って行って彼の成功の秘訣に迫ってみたい。

この記事を読むとこんなことが分かる。

  1. トランプ氏の破産模様
  2. トランプ氏がなぜ成功したのか
  3. 日本の破産とアメリカの破産の違い

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トランプ氏は4度破産していた

トランプ氏は4度も破産していた

1回目の破産

ざび
ざび
ちとやりすぎた~ってのは誰にでもある。

1回目は1991年。経営していたカジノが倒産に追い込まれた。

原因は様々だが、

  1. 知識ゼロの妻に経営を任せた
  2. 「プラザ・ホテル」(「プラザ合意」で有名なニューヨークの高級ホテル)の買収をはじめ、無茶な投資ばかり連発してとんでもない額の借金を抱えたこと
  3. 当時会社の重役だった3人がヘリコプター事故で亡くなった

などなど。

まあ、運が悪いのもあるが、ハチャメチャだよな。

2回目の破産

カジノ倒産の翌年、1992年に今度は経営していたホテルが倒産。

原因は

  1. 不動産価値の下落
  2. 巨額の借金(金額は9憶ドルとも言われている)。

結局話題を振りまいてせっかく手に入れたプラザホテルも売り払ってしまった。

3回目の破産

ざび
ざび
何回やれば気が済むんだ(笑)

3度の破産もまたホテルとカジノ事業だ。

上場したはいいが、資金を調達するために社債を乱発するように。

まあ、「必ず将来業績が上がるから社債に投資してくれ」と呼びかけたんだろうな。今までのトランプ氏の成功例をみてきた人は、「あのトランプの言うことだし、儲かりそうだから金を出すか」とまんまと乗せられたわけだ。

これはトランプ氏にかぎらずほかの会社にも言えることだが、なんとなく儲かりそうだからと雰囲気で投資するのは危険だ。

結局人々の期待は裏切られ、社債を払い戻せないくらい資金繰りも悪化した。

このころトランプ氏はライバル叩きや強引な経営のやり口を相当非難されていた

4回目の破産

最後は2007年。今までとちょっとパターンが違う。

いわゆる「サブプライム問題」がきっかけとなった破産だ。

トランプ氏もその影響から逃れることができなかった。

ホテルなどを経営する「トランプ・エンターテイメント・リゾーツ」が社債の利子が払えないほどの経営困難になり、破産申請をした。

サブプライム問題(リーマンショック)

サブプライムは、低所得でも組める住宅ローンのこと。

「そのうち利率が上がるけど、不動産価値が高まるので返せるよ♪」という謳い文句。

その債権(借金を回収する権利)が、いろんな金融商品に結びついて投資の対象にもなった。

ところが、住宅が作られすぎて不動産価格が下落。ローンの利率が上がって返せない人が続出すると金融不安が起こり、大手金融「リーマン・ブラザーズ」が破綻。

アメリカだけでなく、世界的な経済危機にまで発展した。

そもそもドナルド・トランプって何者?

ドナルド・トランプ氏は何者なのか?

ここで、改めて、ドナルド・トランプ氏ってどんな人なのか、おさらいしておきたい。

ビジネスで数十年活躍している人は「カリスマ経営者」としての彼をよく知っているかもしれない。

でも今はなんといってもアメリカ合衆国大統領のイメージだよな。

いろんな顔があるトランプ氏を追っていこう。

1.不動産王として

今やアメリカ大統領としてニュースで見ない日はないくらいだが、その前は何をしていたか知っているか?

トランプ氏はもともと父が不動産業を営んでいたのを引き継いで、次々と不動産を買収をしていき、「不動産王」と呼ばれるようになった。

中でも有名な物件が「トランプ・タワー」。住居としてはニューヨークでも最高級のマンションだ。

2017年にトランプ氏が大統領になった直後、日本の安倍総理大臣が訪問して話題になったな。

2.ビジネス書作家として

いわゆる”成功者”の代表として語られることも多いトランプ氏。

その実績からビジネス書も数多く出している。

ドナルド・トランプ氏の主な著作

あの「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏との共著もあるのは驚き。ちとレビューの評価が高すぎて逆にあやしいくらいだが(笑)

3.テレビの人気者として

そこからメディアへの露出も増え、2004年からはテレビ番組のホスト役(MC)になって10年ほど続く人気ぶりだった。

番組参加者がトランプ氏の会社に入ろうとして課題に取り組む内容。

毎週脱落者が出て、そのときのトランプ氏が言う決めゼリフが、

「You’re fired(お前はクビだ)」

これがウケて流行語になるくらい一般ピーポーにも深く浸透した。

このへんの一刀両断する痛快さがトランプ氏の魅力なんだろう。

日本でいうマツコ・デラックスとかの毒舌とはまたちょっと違うニュアンスかな。

おそらくこのTVでのインパクトと人気がのちの大統領選にも活きてきたと推測される。

4.大統領として

なんといっても今(2019年時点)では大統領として、どうふるまうか、世界が注目している。

今まで強引なやり口で相手をねじふせてきたトランプ氏だから、外交でもいろんな火種をまきそうで不安だ。

2019年1月現在、大統領として約1年経過して、まだこれといった成果はあげられてはいない。

だがトランプ氏も当初やりたかったことを周囲に止められてウズウズしていることだろう

いつ暴発するか分からない。

トランプ氏が復活できた要因

トランプ氏が復活できた理由とは

それにしても、トランプ氏が何度も苦境に立たされても、そのたびに復活できたのはなぜだろうか。ちゃんと理由がある。

ここが先日紹介したウォルト・ディズニーとはまったく違うからおもしろい。

1.超強力なコネクション

一つ目は、とてつもなく強力なパイプだ。

トランプ氏は、破産するたびに、出資していたロスチャイルド家の後押しもあり、経営を立て直すことができた。

ロスチャイルド家・・・ヨーロッパ最大の財閥。ユダヤ人。世界を裏で操っているという陰謀論が絶えないほど経済や政治に影響力をもつ。

ロスチャイルドの”アメリカ支部”責任者でウィルバー・ロスという人物がいる。破産のときにトランプ氏を支援してきた張本人だ。

ちなみに彼は2019年1月現在、トランプ政権の商務長官を務めている。トランプ氏から優遇されているのも当然だよな。

2.今まで築いてきたブランド力

ざび
ざび
実績+人気って最強だな。

彼は次々と不動産を買収して不動産王に昇りつめたのは先に書いたとおりだ。

あらゆる建物に”トランプ”の名前をつけて「トランプブランド」を確立していく。

それから2000年代に入ってからはテレビ番組に出演してさらに知名度を上げ、”成功者といえばトランプ”というぐらいアメリカ人になじみある存在になった。

明らかに返せないほどの負債を抱えた後も、トランプ氏はそのブランド力と交渉力で銀行も説得したそうだ。

「こいつなら信頼できる」というブランド力は何にも増して金を生み続けられる

3.鋼のマインド

”めちゃくちゃ頑固”と”カリスマ性”って実は紙一重なのかもしれない。

トランプ氏はもともとセルフイメージがとてもはっきりしていた。

俺は成功者にふさわしい」というマインドが鋼のように固い。

すべてこの信念に基づいて、あらゆる決断を下してきた。それで裏切られたら激しく罵倒し、訴訟を連発する。「俺は間違っていない。いつだって正しい」そう思えば自然な行動だろう。

結果としてまっすぐな成功者マインドは、人に強烈な印象を与えることになって、実力以上のカリスマ性を作りあげた。

セルフイメージを強く持つのはオレたちも見習うべきだな。

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日本とアメリカで”破産”の意味が違う

アメリカ社会は破産した者も勝者もへだてなく接する文化

アメリカの破産法は借金チャラではない?

ざび
ざび
脱落した人が復活するのを歓迎するアメリカ文化ならではだよな。

ちょっと専門的な話になるが、トランプ氏の「破産」は「連邦破産法第11条」(チャプター11)にのっとって手続きをしたもの。

実はこの第11条、日本でいう民事再生法に当たるもの。なんと事業はそのまま続けられる。

借金を一部免除され、いらない事業は切り捨て、大量にリストラをして立て直しをするんだ。

しかも、トランプ氏の場合は負債の金額がバカでかいから、簡単には潰せないという事情があった

なんとか存続してもらわないと金を貸した側も困ってしまう。

アメリカの破産は制限なし、日本の破産は制限あり

えっ、それ破産じゃないじゃん。

そう、第11条は完全に借金チャラ財産没収というものではない

だから日本の自己破産とは全然意味合いが違う。日本の法律でも自己破産は、ローンが組めなくなったり、一部の職に就けなかったり多少の制限がかかる。

その点アメリカは敗者に対して優しい。一度落ちた人間でもすぐ復活するチャンスをくれる。個人の破産(借金チャラ)についても、半年でまたクレジットカードが作れるし、職の制限もほとんどない。

破産しても制限がかからないからFresh Startというんだ。いい響きだよな。

関連記事:【日本と大違い?】アメリカの自己破産事情を徹底レポート

まとめ

まあ、正直トランプ氏の強引なやり方はちょっと日本人にはマネできないかもしれない。

でもトランプ氏から学べることも多い。

トランプ氏のふるまい
  • 日本人のイメージだと「借金=悪」だが、トランプ氏にはそういった考えは微塵もない。
  • 借金の額が大きすぎると、銀行は潰せないから大目に見てくれる
  • 常に自信に満ち溢れているから「ヒーロー」のように錯覚して信頼してしまう
  • ”こいつに睨まれるとまずい”と思われることで抑止力になり、交渉事で有利になる
  • コネでも破産法でも使えるものは使い倒す
  • 稼げるときに無謀なくらい一気に勝負を仕掛ける。負けても復活できると信じて

金の貸し手や評判を左右するジャーナリストたちへの心理戦や交渉術は非常にうまかった。

まだ本調子ではないようだが、これからトランプ氏が大統領として、どう世界へ打って出るのか、剛腕に注目していきたい。

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