自己破産

自己破産件数の推移と今後の予想を語る【最新版】

2018年の自己破産件数は増加傾向

この記事では、自己破産件数の推移と今後どうなるのかの予想を語っていく。

金子まりお
金子まりお
自己破産する人っどれくらいいるんだろう?

ざび
ざび
2018年の最新データだと、年間7万3000人くらいだ。

金子まりお
金子まりお
へえ、かなりの人数いるんだねえ。

ざび
ざび
一番ひどいときには24万人以上いたからな。

ここ数年、自己破産の件数は年間で6~7万人で推移している

一時期より減ったが、最近また増えてきている。

銀行カードローンで借りすぎた人たちが返せなくなってきているのが主な原因だ。

そして2019年10月の消費税増税と2020年の新型コロナウィルスの影響で不景気が加速し、2020年以降はさらに増えると予想される

この記事を読むとこんなことがわかる。

  1. 自己破産件数と最近の傾向
  2. 自己破産の理由と銀行カードローンの関係
  3. 自己破産の件数の今後の予測

自己破産件数の推移

2018年自己破産の件数

2019年の自己破産件数 7万3095件(速報値)

4年連続の増加?

2018年が7万3099件で、2019年が7万3095件とほぼ同じになっている。

が、2019年は速報値なので、ここから数が増加する。

なので2019年も前年を上回り、4年連続増加はほぼ確実といえる

ざび
ざび
自己破産の申立をする人が1日あたり200人いる計算になる。

自己破産件数
1985年14625
1986年11432
1987年9774
1988年9415
1989年9190
1990年11273
1991年23288
1992年43144
1993年43545
1994年40385
1995年43414
1996年56494
1997年71299
1998年103803
1999年122741
2000年139280
2001年160457
2002年214638
2003年242357
2004年211402
2005年184422
2006年165932
2007年148159
2008年129508
2009年126265
2010年120930
2011年100509
2012年82667
2013年72049
2014年65189
2015年63805
2016年64637
2017年68791
2018年73099
2019年※73095

(司法統計より)

※2019年は速報値

自己破産件数グラフ
金子まりお
金子まりお
バブルのころはさすがに少ないよな。それにしても2000年代のはじめはすごい数。今はだいぶ減ったんだね。

ざび
ざび
2010年に総量規制が実施されて消費者金融のヤツらがそこまでがんがん貸せなくなったから。

金子まりお
金子まりお
ソウリョウキセイ?

ざび
ざび
ようするに年収に対して貸せる額の上限を決めたんだよね。

金子まりお
金子まりお
それまでは貸し放題?

ざび
ざび
そうなるな。だからギャンブルとかにハマっているやつなんてひどかったんじゃないかな。あとは金利も下がったんだ。いわゆるグレーゾーン金利が廃止されてな。

金子まりお
金子まりお
違法っぽいヤツ?

ざび
ざび
そう。当時マックス29.2%まで金利があったんだ。ひどいだろ?

金子まりお
金子まりお
はあ?100万借りたら1年で30万の利息ってこと?ありえない!ぼろ儲けだなあ。

実は消費者金融がお金を貸しまくっていた時期もあり、かなり自己破産が多いときもあった。

今は法律が決められてそこまで大胆に貸せなくなってきたんだ。

自己破産件数を年齢別で見る

年齢別でみると

  • 20代・・・6.37%
  • 30代・・・18.15%
  • 40代・・・27.02%
  • 50代・・・21.05%
  • 60代・・・18.71%
  • 70代・・・8.63%

参考:2014年破産及び個人再生事件記録調査(日本弁護士連合会 消費者問題対策委員会)

20代で破産する人は全体で見ると少ない。

若いうちは借金を返せる可能性があるから自己破産までしないのかもしれない。

ただ、借金で苦しいなら自己破産も選べるというのは知っておいてほしい。

今スグ30秒で借金減額シミュレーション

自己破産件数はなぜ増えてきた?

近年は増加傾向

自己破産の件数自体は、2003年を境にみると、減少傾向だといえる。

が、ここ数年でみると自己破産は増加傾向ともいえる。

なぜなんだろうか。

直接の原因と考えられるのは銀行カードローンだ。

銀行カードローン:銀行が発行するカードを使って、限度額まで借りられるローン。実態は消費者金融とほぼ同じだが金利はやや低め。

銀行カードローンの貸出額が2013年ごろから急激に増加した

そのころに借りた人が払えなくなり、自己破産するケースがしばらく続く見込みだ。

銀行カードローンの貸しすぎは問題視され、全国銀行協会は自主規制を求めて、CMなど控えたり、即日融資をやめたりして銀行カードローン自体の残高は2018年から減少した

ただ、前に貸した人たちが自己破産するので、効果が表れるのに時間差がでると予測される。

ざび
ざび
ざびも奥さんも使ってたよ。三井住友銀行カードローン。

結局オレは全額は返せなかったが、奥さんは完済した。

銀行カードローンは

  • 大き目の金額を借りられる
  • 金利も消費者金融より安め

など便利だが、調子のって借りすぎると重荷になるのはまちがいない

銀行カードローンが伸びた理由

銀行カードローンが伸びたのは、消費者金融の貸し出しが減ったからだ。

なぜ減ったのか。

2010年から総量規制が実施され、消費者金融で借りられる上限額が決まってしまったんだ。

関連記事:LINEポケットマネーの否決(審査落ち)理由と対処法を徹底解説

ただ、貸金業法の中だけの話だから、消費者金融が主な対象となる

消費者金融が制限された中、代わりに貸し出しを伸ばしてきたのが銀行カードローンだ。

銀行カードローンはあくまで”銀行”扱いで、消費者金融などの貸金業法のくくりではないから、総量規制の対象外になる

ざび
ざび
おかしな話だがな。

キミも以前にはテレビで見たことがあるだろうが、がんがんCMをして、貸出額も爆上げしていったんだ。

当然、消費者金融で借りられない人たちが銀行カードローンに殺到した。

その結果、払いきれなくなる人も増えて、自己破産も増えつつあるという構図だ。

さすがに各方面から銀行カードローンへ「やりすぎだろ!」と批判が集まり、2016年から銀行界で自主規制をはじめた。

ざび
ざび
そう言えば、最近カードローンのCM見ないな。

自己破産する理由の上位は?

自己破産する理由
  • 生活苦・低所得:24.47%
  • 負債の返済:12.78%
  • 保証債務・第三者の債務の肩代わり:9.92%
  • 病気・医療費:9.06%
  • 事業資金:7.41%
  • 失業・転職:7.17%
  • 給料の減少:4.65%
  • 住宅購入:4.27%
  • 教育資金:3.24%
  • 生活用品の購入:3.20%
  • 浪費・遊興費:2.79%
  • 名義貸し:1.62%
  • ギャンブル:1.34%
  • 冠婚葬祭:0.93%
  • 投資:0.31%
  • その他:6.82%

生活苦、低所得、負債の返済とかって書いてあるけど、理由になっているようでなっていない。なんで借金したの?って理由がないとね。

つまり、上位二つの理由を足した40%近くの人は、給料少なく、あるいは自営業で商売がうまくいかなくて、収入以上の支出がでてしまう

だから金を借りて、返せなくなって自己破産を選ぶ。

だいたいこんなところだろう。

ちなみに、ざびの場合は、「事業資金」が主な理由だ。

20代であっさり自己破産した全貌プロフィール

自己破産件数は今後増えていく?

今後自己破産は増える可能性

今後はますます自己破産が増えると予想される。

原因は主に3つだ。

1.不景気の加速

2020年5月時点で、日本の景気は確実に悪くなっている

2020年5月に発表された景気動向指数では前月比マイナス4.9ポイント、2020年4-6月期のGDPもマイナス20%前後の落ち込みが予想される。

新型コロナウィルスの影響が大きいが、実はその前から消費税増税などで景気は悪化していた。

もともと不景気だったのを、さらにコロナで追い打ちをかけられたというほうが正しい。

いずれにしても明るい未来がいっさい見えないのが現状だ。

コロナショックで飲食店や旅館のみならず、あらゆる業界で倒産が増えるだろう。

そうなると働いている人も職を失い、借金が返せない人が続出する。

2020年は自己破産が急激に増える可能性がある

2.ネットキャッシングサービスの普及

最近J.score(ジェイスコア)LINEポケットマネーZOZOTOWNのツケ払いなど、新しいキャッシングサービスががんがんリリースされている。

ネットで気軽にできるのが特徴で、スマホ世代にはウケがいい。

それに金利も消費者金融より安い

サービス自体は便利だからざびも使っているが、使い過ぎには注意してほしい。

今まで借金ができなかった若年層が取り込まれて、返せない人も一定数生まれるはずだ

関連記事:

LINEポケットマネーが怖い3つのワケ【破産経験者が語る】

3.終身雇用の崩壊

働く人の収入が不安定になるおそれもある。

以前トヨタの社長が「もう終身雇用は守れない」と言って大きなニュースになったよな。

これからは、

終身雇用の崩壊

→フリーランスの急増

→個人間の競争が激化

→事業継続できない人が増加、

→自己破産の増加

という流れが予想できる。

4.銀行カードローンの借りすぎ層がいる

さっきから書いている銀行カードローンを借りている人が大勢いる。

ところが銀行側も「貸しすぎてまずいな」と自主規制をはじめた。

困ったのは銀行カードローンをあてに借りすぎた人たちだ。

今となってはどこからも借りられなくなって、返済できず自己破産するケースは増えてくると予想される

暗い見通しだが、自己破産は2025年ごろまでは増加するんじゃないだろうか。

自己破産件数を知って備えよう

  1. 2019年の自己破産件数は7万3095件で前年比ほぼ同じだが、速報値なので今後増える
  2. 4年連続で自己破産件数が増加するのはほぼ確実
  3. 自己破産が増えた原因は銀行カードローンの貸出が伸びた影響が大きい
  4. 今後は不景気の加速、ネットキャッシングの普及、終身雇用の終了など自己破産件数が増える要素が多い

まだ借金で消耗してるの?

  • 今月も給料入ったら返済しなきゃ…
  • 返しても返しても元本が減らない
  • 延滞してて催促されるのがストレス
  • 借金を家族に隠しているのに疲れた

これらの悩みはすべて解決できる

すでに借金をしている人はムリにお金を作るより、いっそ借金を減らす方法を考えたほうがいい

借金を返すために借金をするなんてバカバカしいことはもうやめよう。

ざびも実際に使った方法で、借金が劇的に減ることで安心でき、ふつうの生活を取り戻すことができた

まずは借金がどれだけ減るのかシミュレーションできるので、一度やってみてほしい。

ざび
ざび
最初はみんなシミュレーションからやってるぞ。

今スグ30秒で借金減額シミュレーション

関連記事