自己破産の知識

【注意】自己破産で銀行口座が凍結されるケースと対処法

銀行に借金がある状態で自己破産すると銀行口座は凍結される

自己破産すると心配になるのが銀行口座のことだ。

結論を言えば、自己破産しても銀行口座は使える

ただし、その銀行で借金をしているならば凍結されるから注意だ

金子まりお
金子まりお
会社に指定されたから三井住友銀行の口座をわざわざ作ったよ。
ざび
ざび
そういや、お前、今月の出費は大丈夫か?友達の結婚式が立て続けにあるとか言ってたけど。
金子まりお
金子まりお
ちっ、残高1万円しかねえや。そういや給料口座が三井住友銀行だし、三井住友カードローン申し込むか
ざび
ざび
銀行といってもサラ金と同じだからな。借りすぎ注意な。足りない分だけにしとけよ。

数か月後・・・

金子まりお
金子まりお
くそおお、もう返せねえ。
ざび
ざび
どうした?
金子まりお
金子まりお
この間借りた三井住友カードローン、結局まだ返せてなくて、ほかでも借金しちまってさ。もう返すのがきついんだよ。自己破産するしかないと思って。
ざび
ざび
でもお前、給料口座が三井住友銀行なんだろ?そのままにしていると給料とカードローンの借金が相殺されてなくなってしまうぞ。
金子まりお
金子まりお
えっ、そうなの?じゃあどうすればいい?
ざび
ざび
まず自己破産する前に、会社に言って給与口座をほかの銀行に変えてもらえ。
金子まりお
金子まりお
わかった。でも自己破産するくらいブラックなオレでも新しく銀行口座って作れるの?
ざび
ざび
別の銀行なら大丈夫。口座自体は自己破産しようとする人でも作れるぞ。

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基本、自己破産しても銀行口座は使える

自己破産をしても銀行口座は使える

自己破産をしても今まで通り、銀行でお金を預けたり、引き出したりすることはできる。

ただし、下にくわしく書くが、その銀行からお金を借りていない場合な。

借りていたらちょっとややこしい。下で解説しているからチェックしてくれ。

新しく銀行口座をつくることも可能

自己破産をしたあとに、新しく銀行口座をつくることもまったく問題ない。

銀行自体に自己破産したぞーと情報がいくわけではないんだ。

ざび
ざび
ざびも自己破産した3年後に銀行口座作ったが審査もなかったぞ。

たしかにCICとか全銀協といった信用情報機関には自己破産したことは記録される。

信用情報機関:消費者が延滞しているとかクレジットの支払ができているとか信用に関する情報を管理しているところ。業者がお金を貸すときの審査などに使う。

CIC:クレジット会社系の信用情報機関

全銀協:銀行系の信用情報機関

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いわゆるブラックリストとよばれるデータベースに登録されるわけだ。

銀行がこれから住宅ローンの審査をするときに信用情報機関に問い合わせて、

「こいつ大丈夫か。ブラックじゃないか?」

とチェックするんだ。

でも銀行口座を作るだけならお金を貸すわけでもないから審査なんてない。だから何も問題はないぞ。

銀行に借金があると口座が凍結される

銀行に借金がある状態で自己破産すると銀行口座は凍結される

給与口座が凍結されたら給料は引き出せなくなる

銀行から借金をしている状態で自己破産した場合は、そこの銀行口座は凍結されてしまう

ちなみに、直接銀行からお金を借りる以外に、銀行のカードローンも凍結の対象になるぞ。

凍結されると、口座から引き出しはもちろん、預け入れもできなくなることがある。

じゃあ口座にあるお金はどうなる?

しばらくは銀行のものだ

えー!と思うかもしれないが、仕方がない。返せないならそうなるわな。

正確に言うとキミには取り返す権利もあるが、一定の期間は使えない。

さらに、凍結されている口座が給料の振り込みに使われているなら大問題給料が引き出せなくなってしまう。生活できなくなるよな。

たとえば、三井住友銀行の口座で給料を振り込んでもらっている人がいたとしよう。

三井住友銀行のカードローンで借金をした。で、返せないから自己破産となった場合、三井住友銀行の口座は凍結される。

しかも、給料も2か月は引き出せなくなるぞ!

余談だが、銀行系カードローンの金利は100万円以下の借り入れだと14%だ。

消費者金融が18%なのに比べると安いよな。

なんでかなあと思ったけど、銀行口座に預金があれば、いざとなったら即回収できるからってのが一つの理由かもしれない。

ざび
ざび

貸し倒れのリスクが少ないんだろうな。

口座に残高があれば、借金と”相殺”される

自己破産したときに銀行口座にお金があれば、銀行の借金に充てられてしまう。

これを相殺っていう。

借金返せないなら、口座にあるお金から返してもらうぜって理屈になる。

ざび
ざび
銀行預金てのは人質のようなもんだ。

たとえば、銀行に10万円あって、銀行カードローンの残りが20万円だったとしよう。

銀行にある10万円は問答無用で差っ引かれてゼロになる。

ただし、相殺は一度きり

タイミングは、銀行に受任通知がきたときになる

受任通知:自己破産するときに、これからは弁護士が窓口になると債権者に伝える手紙。

関連記事:自己破産の受任通知ってなに?取り立てを止める”最速”の方法

通知がきて、銀行側ははじめてキミが自己破産をすることを知るわけだ。

で、「こいつ~、やりやがったなあ!!」と怒りの凍結を発動するってわけ。

ただ、あくまで”債権者”に通知するだけだから、債権者になっていないほかの銀行にはいっさい知らされない

つまりなんにも借りていない銀行の口座は無事ってことを復習しておこう。

銀行口座凍結への対処法2つ

銀行口座凍結への対処法2つ
  1. 受任通知をする前に全額引き出す
  2. 給与口座を移す

わりとシンプルだ。

借金をしている銀行の口座からお金を出して、使わなければいい。

1.受任通知前に全額引き出す

だったら凍結される前に引き出しちまえ。

こう考えるのが一番自然だよな。

受任通知を送る前に銀行から引き出しておけば、凍結されても被害はない

生活に必要なら基本、引き出して問題はない。

ただし、ただ単純に財産を残したいとか隠したいとか、後ろめたい理由でやるんであれば、免責不許可事由になるから気をつけろ。

免責不許可事由:「それじゃあ借金チャラは許せないよ」と言われるようなNG要素。

生活費に必要なら問題ないとは言ったが、場合によっては疑われる可能性もある。

とても判断が難しいところだ。

銀行口座からまとまった額を引き出すときは担当の弁護士に必ず相談してくれ

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2.給与口座を移す

会社からの給料は生命線。なんとしても差し押さえは避けたい。

上に書いた通り、ほかの銀行の口座であれば新しく作れる。

だから新しく作った口座に振り込み先を変更してくれと会社に頼むんだ

なぜ?ときかれたら、

  • 「こっちの銀行のほうがネットバンキングの使い勝手がよくて」
  • 「今新しく口座開設するとATM手数料が安くなる」
  • 「家賃を給与口座から払うことになったが、大家(管理会社)がこの銀行を指定してきたから」

などなどいくらでも理由は思いつく。

実際ざびも上の理由でゆうちょから三菱UFJに銀行口座を変えてきたからな。理由としては真っ当だ。

ちなみにピンポイントだが、凍結されるのが某み〇ほ銀行なら

「み〇ほはしょっちゅうATMのシステムトラブルがあるからほかに変えたい」

と言えば一発で納得してくれるはず。

ほかにも電気代やスマホ代などの引き落とし口座も注意。

凍結されると引き落としができなくなるから、同じ口座なら変更しておいたほうがいい。

関連記事:自己破産して会社にばれる2つの原因【体験談あり】

自己破産で預金が没収されるケースも

自己破産で預金が没収されるケースも

自己破産は、財産がある場合は没収されるのが基本。

ケースにもよるが、20万円以上の預金がある場合は没収の対象になる。

関連記事:自己破産すると貯金は全額没収?一つのラインは”20万円”

凍結される前に全額引き出したとしても、自己破産をするときに通帳のコピーを過去1~2年間提出しないといけない。

そのときにバレてしまうんだ。

「隠してもムダだ。お前、金もってるだろ」とね。

財産隠しを疑われてもイヤだろう?

変に大金を下ろすと自分の首を絞めることになるぞ

注意したい”偏頗弁済”(へんぱべんさい)

自己破産するときに銀行にある程度お金がある場合、たまーに偏頗弁済でうるさく言われることもある。

偏頗弁済(へんぱべんさい):特定の債権者にだけ借金を偏って返すこと。免責不許可事由の一つ。今回のケースだと銀行にだけ偏って返すことになる。

関連記事:自己破産は誰でもできるわけではない?必要な2つの条件とは

要するに、銀行にだけ返してずるい、こっちにも払えよと言ってくる債権者もいるわけじゃん?

いやいや、銀行が勝手に凍結して相殺しちゃったんだもん。返したくてもおたくには払えないよ。しょうがないじゃん。

と言って通用すればいいが、納得してくれないかもしれない。

返し方はみんなに平等にやらないといけないんだ。とくに自己破産する直前にはよくチェックされるぞ。

だったら、生活費に必要な分だけむしろ引き出したほうがいいことも。

相殺される額も減る

=銀行の取り分が減る

=ほかの債権者との偏りがなくなる。

このあたりも弁護士によく確認をしてほしい。

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まとめ

  1. 自己破産をしても銀行口座は基本今までどおり使えるし、新しく銀行口座も作れる
  2. 銀行に借金している場合はその銀行の口座は凍結される。カードローンも含まれる。
  3. 凍結される口座に残高があると借金と相殺されてしまう
  4. 凍結される口座からは事前に引き出しておくといいが、弁護士に相談したほうがいい
  5. 凍結される口座が給料の振込先の場合、会社に言って別の口座に変えてもらう
  6. 口座にまとまった金額が残っていると「偏頗弁済」(特定の人にだけ借金を返した)とみなされ、免責不許可事由になる可能性も

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これらは全て誤解だ。正しい情報を知って、正しい判断をするためにはプロの弁護士や司法書士へ相談をするのがベスト。

裁判所に直接「自己破産したいんですけどどうしたらいいですか」ときいたら、

「まずは弁護士に相談してください」

と即言われたぞ。

裁判所が答えたってことはつまり、公的な機関が認めた、公式の回答だ。

まずは弁護士に相談、これがみんな通る道と思っていい。

“どうしよう、こんなケースは大丈夫かな”と推測ばかりしていて、一人で悩む時間は正直もったいない。

その間も返済の催促はくるし、利息も溜まっていく。

借金問題はできるだけ早く解決して、次の生活にエネルギーを向けたほうが立て直しも早くなる。

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