自己破産の知識

自己破産したときの配偶者や同居人への影響を経験者が徹底解説

自己破産したときの配偶者や同居人への影響を徹底解説
ざび
ざび
ども、ざび(@dr_zawinul )だ。 27歳のときに借金938万円抱えて、自己破産をした。

自己破産ってきくと、本人だけでなく、配偶者にどういう影響・リスクがあるのかが心配だ。

とくにお金の面で配偶者にとてつもないデメリットがあるのなら自己破産をするのは考えてしまうよな。

結論をいうと、配偶者の預金など財産は守られる

ただ、例外もあるからくわしく解説していく。

最後はざびの考えを書いてしまったが、同居人がいたり、これから結婚を考えている人がいたら参考になるはずだ。ぜひ目を通してみてくれ。

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いくら家族関係のある夫婦といえども、本人と配偶者は法律上は別々の主体とみなされる

たとえば、夫が自分名義の借金が原因で自己破産をしたところで、妻の財産には直接の影響はない

ただ、配偶者も関りがある財産や借金は影響を受けるから要注意だぞ

ケース1.配偶者が連帯保証人になっている場合

たとえば、住宅ローンを組むときに配偶者が連帯保証人になっている場合は自己破産すると残りの債務が全部配偶者名義で請求されてしまう

仮にローンがまだ2000万円残っていた状態で自己破産をすると、連帯保証人に連絡がいき、

おたく、連帯保証人だから代わりに全額払って、そういう約束で契約したでしょ?だから早く!

となるわけ。

しかも一括で請求がくるから、実際2000万円を用意するのは資産家でないと難しいよな。

だから住宅ローンなど債務が高額な場合、配偶者も自己破産する可能性がきわめて高い。

だから、債権者側と交渉して、任意整理をしたうえで、分割して返す方法もある。

交渉には弁護士や司法書士など専門家に入ってもらってやるのが安全だ。

しかも借金自体が減らせるかもしれない。

まずは相談してみよう。

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ケース2.共有(共同)名義の財産を持っている場合

本人と配偶者の共有名義で資産をもっている場合は、分割して差し押さえられる

よくあるパターンで、家の持ち主が共有名義になっている場合は、家を建てるときに出した金額で割合を決める

たとえば、当時3000万円だった家を買うのに

  • 夫:1500万円支払い
  • 妻:1500万円支払い

だったら割合は1:1。

この状態で夫が自己破産をした場合、分割も1:1で行われるから、夫の持分である家の1/2を差し押さえられてしまうんだ

半分とはいえ、差し押さえらたら競売にかけられるなり、妻の分も合わせてまとめて任意売却するなりして処分しないといけないから影響は大きいぞ。

くわしくは下の記事を参考にしてほしい。

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ケース3.自己破産する本人名義の持ち家に住んでいる場合

配偶者も破産者と同じ家で生活していることがほとんどだろう。

その場合、破産者の持ち家だったら差し押さえれるので引っ越しは避けられない

引っ越すと家の間取りの変化はもちろん、通勤や通院、日々の買い物、近所づきあいなど影響は大きいだろう

もちろん事前に影響を考えて受け入れているのなら問題はないけどね。

ある意味心機一転がんばれるというきっかけにもなるから悪い面ばかりではないが。

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自己破産して離婚するときは財産分与に注意

自己破産をして離婚をする場合

もし自己破産をきっかけに離婚をするのなら財産分与には慎重になってほしい。

財産分与:婚姻中に夫婦で協力して作った共有財産を、離婚のときに分配すること

仮に結婚後に協力して作った財産が1000万円あったとする。

離婚のときに原則半分にわけるから、500万円ずつになるんだ(もちろん例外はあるが事案によってちがうからここでは省く)。

で、問題は自己破産するのが決まっているとき、悪いことを考えるヤツがいる。

まてよ。じゃ、どうせオレが自己破産して財産取られるんなら取り分少なくすればいいんじゃね?

たとえば極端に割合を1:9で財産分与すると、

  • 夫:100万円→自己破産で0に
  • 妻:900万円→残る

このようにして計画的に離婚すれば、本来は妻のほうに500万円残るだけだったのに900万円になるから400万円得することになる。

もちろん、こんなズルは裁判官もお見通し。

「おいおい、原則半分ずつなのにお前その割合おかしいだろ」と突っ込まれる。

下手したら財産隠しを目的とした偽装離婚とみなされて借金チャラにできなくなるぞ

そればかりか、詐欺罪で破産者本人だけでなく配偶者も刑罰をくらう

ズルはせず、原則どおり財産分与は半分ずつにしよう。

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【体験談】自己破産して同居人がいた場合

自己破産をしたときに同居人には影響はない

自己破産しても同居人にはなんの影響もなし

実はざびも同居人がいて自己破産をしたんだ。

ちなみに同居人というのは今のワイフ。

彼女の家に転がり込んでいた時期で、いわゆる同棲している状態。

彼女は何の罪もないし、債務を支払う義務もない。

家族がいる場合はきかれるよ。

「親や親せきにお金を出してくれる人はいないの?」ってね。

もし裕福な家柄だったら、自己破産をする前に家族に頼れと言われてしまうこともある。

まあもちろん、家族と自分は法律上別の主体だから、家族は援助を断ることもできるからあんまり気にしなくてもいいんだが。

で、今回の同居人という関係はまったくそんな援助の心配はない。

家族ではないから、もし自己破産をして、債務を払ってくれないかと持ち掛けたら

え、ただ同居しているだけです。そもそも仲がいいわけでも家族でいるわけでもないし、いーやーだ

といって関係を断てばいいだけのこと。

つまり、「そんな薄い関係の人に債務を支払わせようとしてもムリな話」だと弁護士も裁判官も最初からわかっている。

ざび
ざび
まあ実際はもう結婚する気マンマンだったんだけどな。法律の上ではまだ関係は薄い。

自己破産は離婚する理由ではなく、むしろ結婚する理由

自己破産をすると離婚する人が多いときく。

やはり経済的にもう一緒に生活するのはムリだと思うのだろう。

背景はわからない。

  • 相手がギャンブル好きで破産したからもうコリゴリ
  • 酒や女におぼれて家族を顧みず借金を重ねた
  • 会社の給料が急に減って、住宅ローンが払えなくなった
  • 事業に失敗して、配偶者を守るために財産分与をしてから自己破産した

もし、家族一丸となって借金に立ち向かって、一生懸命返していたけどやっぱりムリだった、というのなら離婚する必要はないはず。

ムリだったから自己破産をして再スタートを切ろう。これが健全な考え方だ。

なにも離婚をしてまで何か変えようとする必要はあるんだろうか。

だからお金以外の性格や暮らし方に不一致があって、嫌気がさして離婚をするのがほとんどだろう。

お互いまだ好きなのに離婚をするカップルは気が変わっているとしかいえない。

これはざびの個人的な経験だが、経済的なところではないところに彼女が惹かれてくれたおかげで、借金をチャラにして再スタートを切ったほうが結婚をしやすくなった。

そう、自己破産は離婚ではなく、結婚する理由にもなるってことだ。

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まとめ

  1. 自己破産をしても配偶者単独の財産には影響はない。
  2. 例外として、配偶者が連帯保証人だったら本人の借金を支払うことになる。住宅ローンなど多額の借金の場合、配偶者も自己破産するケースが多い。
  3. 配偶者との共有名義の財産は分割して差し押さえられる
  4. 自己破産で持ち家が没収されると配偶者も引っ越さないといけない
  5. 自己破産する前に離婚して財産分与をするとき、多めに配偶者へ財産を渡すと、ズルをしたとみなされて借金チャラができなくなる。さらに詐欺罪で刑罰をうけることも。
  6. 同居人の場合、自己破産をしてもほぼ影響はない

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これらは全て誤解だ。正しい情報を知って、正しい判断をするためにはプロの弁護士や司法書士へ相談をするのがベスト。

裁判所に直接「自己破産したいんですけどどうしたらいいですか」ときいたら、

「まずは弁護士に相談してください」

と即言われたぞ。

裁判所が答えたってことはつまり、公的な機関が認めた、公式の回答だ。

まずは弁護士に相談、これがみんな通る道と思っていい。

“どうしよう、こんなケースは大丈夫かな”と推測ばかりしていて、一人で悩む時間は正直もったいない。

その間も返済の催促はくるし、利息も溜まっていく。

借金問題はできるだけ早く解決して、次の生活にエネルギーを向けたほうが立て直しも早くなる。

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