自己破産の知識

自己破産したオレが語る、”破産者マップ”騒動で思うこと

破産者マップ騒動で思うこと

知っている人もいると思うが、先日から話題になっていた”破産者マップ”が閉鎖された。

たぶん長くは続かないとは思ったが意外すぎるくらいあっさりした結末だった。

自己破産経験者として、思うことがあったので今回書いてみたいと思う。

破産者マップとは

破産者マップとは

破産者情報のデータベース化

破産者マップは、自己破産した人の個人情報をマップ上に表示されるというものだ

氏名や住所などが筒抜けになってしまうのだ。

自己破産した情報は官報という国が発行する新聞に掲載される。

つまりもともと誰でも見られる情報なんだ。

ただし過去30日間までだから、それ以前のものは購入しないと見られない。

でもネット会員になれば月額2160円とかでカンタンに見ることができる。

マップでは過去2年分までさかのぼって公開していたようだ。

破産者マップの問題点

破産者マップがなぜ問題になっているのか。

破産者が削除依頼をするときのやり方だ。

削除するのに身分証の提示とか、破産に至った経緯を書くのがが”条件”で、二次情報を多く渡さないといけない

ほかにも、本人の同意を得ないで第三者に情報提供するなど法律に触れるようなところもあるが、それは法律上の問題だ。

実際の被害を広げないためにも早く削除したい。でもそれができない。

閉鎖へ

自己破産している人間としては、もし自分の情報が周りに知られたらまずい連中ばかりだ。

そりゃそうだ。自己破産するときに、弁護士とかネットとかの相談でも「基本バレないよ」て言われているはずだ。

それが急にバレるようになったら”話が違う”となるわな。

案の定、被害者たちが集団訴訟の準備もしているということで臨戦態勢だ。

そして3月19日未明、破産者マップは閉鎖された

どうやら個人情報保護委員会から行政指導を受け、閉鎖に追い込まれたようだ。

ネットでの反響

本当に困っている人が自己破産できなくなる

この動画の主が語るように、本当に必要としている人たちが自己破産できないって事態は避けないといけない。

ツイッターでの反響

  • そもそも自己破産している人が間違っている
  • そもそも官報で個人情報公開するのが問題では?

いろんな論点があるが、ざびはどう考えたか、いよいよ本題だ。

【ざびの視点】自己破産が認知されるきっかけに

貸金業者のしかけた印象操作?

なんのために破産者マップなんて作ったのか。

だれが作ったのかはわからないけど、貸金業者関係者じゃねえか?

貸している人間に対して、

「ちゃんと返せよ。自己破産すんじゃねえぞ。晒すぞ」

と暗黙のプレッシャーをかける目的だったのではないか

あくまで、ざびの推測だ。

官報2年分調べると言っても月2000円ちょっとでできるからな。

とはいえ、ただの善意で毎月2000円払うのはなんか腑に落ちない。

オレの心が汚れているのかもしれんが、作ったヤツはなにかしらの利益は得ているはずだ。

その証拠に、削除依頼するのに身分証明をしろだの破産に至った経緯を書けだの何様だ?厳しすぎる。

オレもよく会社にかかってくる貸金業者に、もう「FAXすんな」と削除依頼するが、ヤツらも一緒。ホームページとか求人情報とかの公開情報から取ってきている。

でも業者は、削除しろと言われたらすぐに、自分とこのデータベースから消さないといけない義務になっている。

破産者マップは削除するのを手間取らせて、時間を稼ごうとしたのかもしれないが裏目にでたな。

今は破産者の保護はしたほうがいい

自己したかどうかなんてプライバシーの最たるもの

今の日本では自己破産というと世間のイメージはが悪すぎる

会社から近所から親戚から、非難や疑念の目を向けられるのは耐えられない人も多いだろう。

ざび
ざび
このへんはけっこう世間の誤解が多いんだがな。

マップ作ったヤツは、困った隣人を助けてほしいとほざいているが、プライバシー問題が騒がれている現在、余計なお世話以外のなにものでもない

むしろ都会では近所の人は警戒すべき相手であって、すすんで協力してもらうとかえって生活しづらいだろう。あやしむくらいだ。

妊娠中の人や病気の人がつけるヘルプマークみたいに、自分から発信する分にはいいと思うんだ。でも他人から積極的に知らされるなんてイヤだろ、どう考えたって。

一定数からニーズをくみ取ったのならまだしも、独断と偏見がひどい。

自己破産のイメージ改善のきっかけに

たいていの人は自己破産がなんなのかよく知らない人だ。イメージ先行で。

これを機に、自己破産についても注目されるのは悪いことではない。特にオレたち情報発信者にとってはな。

実際の自己破産についての誤解(財産すべて没収とか社会復帰できないとか)も改めてほしいし、調べる人が増えれば社会の制度として認知されると思う。

ただ、自己破産したほうがそもそも悪いっていう論調は1ミリたりとも同意できない。

が、問題はそこじゃなくて、自己破産した人たち自身が、罪悪感に悩まされて、隠して生きなければいけない現実よ

自己破産ってもちろん無条件じゃないよ?

家とかの財産は没収されるし、弁護士費用のほかに裁判所にも金払って、きちんと返せない理由を判断されて、はじめて成立する。

だから、それで金もチャラ、法律的にもチャラ、一件落着。これですべておしまい。リセット。

それでいいじゃん?破産したあとにうじうじ悩む必要はないんだ、本来は。

罪じゃないんだし、そもそも。罪悪感なんて捨てていいんだよ。

社会も自己破産したことを責め立てるのは違うとオレは思う。ズルしてるわけじゃないんだから。

リセットした人間をあたたかく迎える社会にしていこうぜ

こうざびは言いたいんだ。

まとめ

破産者マップはなくなった。国でも監視しているので、今後も同じようなサービス?が出てくることはしばらくないだろう。

今回の件で、本当に困っている人が自己破産できなくなるという事態はなんとか避けてもらいたい。

そして、自己破産した人が人生を立て直していくには、周りのサポートが絶対に欠かせない。そのためには社会や制度も少しずつ変わらないといけない

ざびは改めて、社会の変化を少しでも促せるように、自己破産の正しい理解と自分の体験を発信していこうと思ったぞ。

自己破産を迷っているなら無料相談してみよう

  • 自己破産したら全財産が没収される
  • 自己破産すると周囲の人に必ずバレる
  • 自己破産すると二度と立ち直れない

これらは全て誤解だ。正しい情報を知って、正しい判断をするためにはプロの弁護士や司法書士へ相談をするのがベスト。

裁判所に直接「自己破産したいんですけどどうしたらいいですか」ときいたら、

「まずは弁護士に相談してください」

と即言われたぞ。

裁判所が答えたってことはつまり、公的な機関が認めた、公式の回答だ。

まずは弁護士に相談、これがみんな通る道と思っていい。

“どうしよう、こんなケースは大丈夫かな”と推測ばかりしていて、一人で悩む時間は正直もったいない。

その間も返済の催促はくるし、利息も溜まっていく。

借金問題はできるだけ早く解決して、次の生活にエネルギーを向けたほうが立て直しも早くなる。

自己破産したいけど、弁護士に頼むのはすごく敷居が高い

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