自己破産の知識

自己破産の管財事件ってなに?破産経験者がわかりやすく解説

自己破産の管財事件ってなに?

「自己破産の中でも管財事件になるとめんどうだからカンベン・・・」

「管財事件になると、お金がかかるらしい・・・」

管財事件って、ヤバいの??

ども、ざび(@dr_zawinul )だ。

27歳のときに借金938万円抱えて、自己破産をした。

今回は自己破産する手続きの一つ、管財事件を取り上げる。

冒頭の心配事はだいたい当たっている

管財事件になると、数十万余計にお金が取られてしまうんだ。

場合によって金額も違ってくるから、パターン別に解説していく。

関連記事:自己破産を頼むならどっち?【弁護士VS司法書士】徹底比較

管財事件とは

自己破産は2種類に分かれる。

ザックリ言うと、財産がある管財事件と財産のない同時廃止事件だ。

管財事件の特徴は、予納金ていう前払い金が必要なことと、財産を処分する手間がかかるってこと。

もう少しくわしくみていこう。

関連記事:【体験談あり】自己破産は”同時廃止”がキホン?

少額管財と通常管財

管財事件でもその人の財産の額によってさらに2パターンに分かれる。

少額管財

通常より予納金が少なくて済む管財事件

自己破産したいのにまとまった予納金が払えないって人を救済するための方法。

裁判所によって言い方やルールがちがうこともある。

通常管財

少額管財以外の、ふつうの管財事件のこと。

予納金が少額管財の倍以上かかる

高価な財産を持っている人や法人の場合はこれに当てはまる。

ギャンブルや浪費などの借金は注意!

ギャンブルや浪費で借金をしたケースは財産のあるなしに関わらず予納金を納めないといけないケースもある。その場合は20万円が相場だ。

ざび
ざび
少額管財のケースに当たるぞ。

管財事件の予納金は数十万円

管財事件の予納金は数十万円

じゃあ予納金ていくらかかるのか。

予納金:自己破産をするときに裁判所に支払う費用

関連記事:【経験者が語る】自己破産で必要な予納金の内訳とパターン別の金額

この予納金が相当高い。

  • 少額管財・・・20万円
  • 通常管財・・・50万円

これは一例だから、裁判所によってちがうぞ。

必ず自分の地域の管轄の裁判所か担当の弁護士に確認してみてほしい。

弁護士にたのめば、弁護士費用とまとめて支払えばいい場合もある。

管財事件の弁護士費用

弁護士によってかなりばらつきが多いんだが、ざっくり相場の話をする。

管財事件の弁護士費用は、

少額管財で40万円〜60万円

通常管財だと80万円ほど。

やはり通常管財のほうが高いよな。

それだけ財産を処理する手続きが複雑で大変なんだ。

どうしても費用が支払えない場合は、分割払いや分割で積み立てることで依頼することもできるぞ

次に管財事件の流れをみていこう。

関連記事:自己破産を頼むならどっち?【弁護士VS司法書士】徹底比較

管財事件の流れ

管財事件の流れをステップごとに解説

管財事件は手続きがたくさんあってイヤになるけど、一歩ずつクリアすれば大丈夫。

しかも弁護士などが代行してくれることが多いから自分でやることってのは限られてくるぞ。

ざっくりでいいから追ってみてくれ。それぞれ補足してもしていく。

  1. 弁護士へ無料相談
  2. 弁護士と契約後、債権者に通知
  3. 借金の調査、過払金の計算
  4. 自分の財産や家計状況をまとめる
  5. 自己破産することを決め、申請
  6. 裁判官との面談
  7. 破産手続き開始、管財人が選ばれる
  8. 予納金を支払う
  9. 管財人との面談
  10. 管財人が財産を処分、お金にする
  11. 債権者集会、免責審尋
  12. 免責許可、不許可の決定
ざび
ざび
マジで多いな。。

1.弁護士へ無料相談

まずは近くの法律事務所へ電話して、弁護士に相談しよう。

今ならたいてい無料で相談を受けてくれるぞ

今まで一人で抱えたいた悩みを打ち明けるだけでグッと気がラクになる。

2.弁護士と契約後、債権者に通知

弁護士と面談をして、きちんとキミに寄り添い、この人なら任せられると思ったなら契約を結ぼう。

弁護士費用の説明も受けて、分割払いできるかどうかも確認しておくように

今ならだいたいのところが分割払いを認めているけども。

その後、すぐ弁護士が債権者へ連絡をとり、早ければその日から催促が止まるぞ

ざび
ざび
早いよな。弁護士に頼むメリットの一つだ。

3.借金の調査、過払金の計算

キミがどこにどのくらい借金しているか、ぜーんぶ洗い出す。じゃないと弁護士も対応の仕方が変わるからな。

  • 消費者金融
  • カードローン
  • クレジットカード
  • 車や家のローン
  • 奨学金の残り
  • 個人間の貸し借り

などなど。

弁護士にアドバイスをもらいながら、漏れがないようにしっかりやろう。

過払金は、今から10年以上前に借りたお金なら対象かもしれない。

それ以降に借りたなら意味ないから省いていいぞ。

4.自分の財産や家計状況をまとめる

次にやるのは、自分の状況を整理すること。

調べてみたら遺産相続でがっつり財産ありましたー、破産する必要ないでーすとかもあり得るからな。

裁判所に破産する必要があるのか、説得するための材料として財産や家計の書類は必須だ。

  • どこに住んでいて、
  • 家賃がいくらで、
  • 同居人はいるいない、
  • 食費やその他出費はこれくらい、
  • 貯金はいくら

などなど、プライベートのプの字もないくらい洗いざらい出さないといけない。

銀行の通帳を過去2年分コピーしたり、住民票や課税証明書をとってきたり、このあたりの書類をそろえるのが作業的には一番手間がかかるところだ。

でも、それが終わればめでたく借金チャラになるわけだし、ひとふんばりしようぜ。

ざび
ざび
借金チャラになることを考えると、時給数十万円、数百万円分の価値がある作業だ。

5.自己破産することを決め、申請

そこまで書類がそろったら、改めて、自己破産をするかどうか決める。

そろった資料を眺めて、弁護士が「〇〇さんの場合、個人再生のほうがいいっすよ」とか別の債務整理を提案してくるかもしれない(たいてい最初の面談のときに言ってくれるんだが)。

関連記事:債務整理と自己破産の違いを経験者がわかりやすく解説

関連記事:【経験者が語る】債務整理って?種類別にメリット・デメリットまとめ

あとは、自分で借金と自分の状況を改めて見てみると、意外に返せそうだとなって、自己破産じゃない方法を考えるかもね。

決めたら、裁判所に自己破産の申し立てをする。

ざび
ざび
ようやくスタートラインだ。

弁護士や司法書士にお願いしている場合は、代行してやってくれるから裁判所に出向く必要はないぞ。

6.裁判官との面談

提出された書類について、まちがいがないかなどチェックのために裁判官と面談する。

う~、緊張するよなあ。

でも安心してくれ。

ほとんどの裁判所では弁護士が代わりに裁判官と面談(審尋という)してくれる。

ただし、東京地方裁判所の場合は本人が出向く必要がある。けど弁護士が同席したり、アドバイスくれるから大丈夫。しかも数分で終わるぞ。

7.破産手続き開始、管財人が選ばれる

書類も面談も問題ないとなったら自己破産の手続きが正式に始まる。

管財事件の場合は破産管財人が選ばれて、キミの財産をすべて管理する。

ちなみに破産管財人の正体は裁判所が民間に外注した弁護士だ。

当然その道のプロだから油断はできんぞ。変になにかを企もうとするのはやめよう。

8.予納金を支払う

前にも書いたとおり、管財事件の手続きには予納金というのがいる。

まあ言っていれば破産管財人の人件費だ。

少額管財なら20万円、通常管財なら50万円程度、裁判所に納める。

キミが弁護士と契約している場合は、弁護士費用とまとめて分割払いもできる

このあたりの金額と支払い方法は事前に弁護士とよく相談しておいてくれ。

ちなみに弁護士にたのまず自分で手続きをやる場合でも予納金を分割払いできる。その場合月5万円ずつと決められているぞ。

9.管財人との面談

破産管財人と面談をして、財産や家計の状況をチェックされるぞ。

そのときに書類が足らない場合は、提出しないといけない。

免責許可されるかどうかってのは、ここでの印象ってのがかなり重要になってくる

質問にはしっかりと答え、書類など準備するものがあれば素早く提出して誠意を見せよう。

10.管財人が財産を処分、お金にする

さあ、ここからが管財事件の一番大変なところよ。

といっても大変なのはキミじゃない。管財人がだ。

どうしてか?

家や車など、キミの財産を売ってお金に換えなきゃならんだろ?

売り手を探して書類のやり取りして、実際お金が振り込まれるまでがどうしても時間がかかる

管財事件が同時廃止よりも複雑なのは、ここのプロセスがあるから。

11.債権者集会、免責審尋

債権者には、破産者の財産がどれくらいあって、どれくらい配られるのか、しっかり伝えないといけない。そのための場が債権者集会

配る財産がなければ終了、あればまた別の日に配る日を決めるから、さらに日程が延びる。

そのあと、免責審尋というのがあって、破産管財人が免責してもいいかどうか考えを言う。

特に何もなければ数分で終わる。

12.免責許可、不許可の決定

免責審尋が終わってだいたい1週間ほどで、裁判所から免責許可・不許可の決定がされる。

決定から2週間後に官報に載せられて、そこからさらに2週間たつと確定する。

万が一免責不許可になった場合は「おかしいじゃねえか」と高等裁判所に異議申し立てをすることもできるぞ。

ざび
ざび
全体の流れを考えると、約半年はかかると見ておいたほうがいい。

財産がないなら弁護士へ頼むのがベスト

財産がないなら弁護士に頼むのがベスト

ここからは、自己破産を経験したざびなりの意見だ。

概要だけ知りたかった人はここまででOK。読み飛ばしてくれてかまわない。

関連記事:自己破産を頼むならどっち?【弁護士VS司法書士】徹底比較

自己破産するなら同時廃止をねらえ

上でも書いたが、財産がないのにギャンブルなどが理由で管財事件になっちまったから大きな出費だ。

なんとしてもそんな余計な出費は避けつつ、借金はチャラにしたい。

そのためには管財事件ではなく、同時廃止をねらうんだ。

自分で自己破産をするのは大変

となると、弁護士に相談したほうが良い

え、だって弁護士費用くそ高いじゃん?

と思うキミ。ちょっと待ってくれ。

管財事件ではなく、同時廃止になれば、弁護士費用も20〜40万円と軽くなる上に、分割払いも可能だ

しかも自分で自己破産をやろうとするとまあ大変だ。

裁判所の地図を調べ、慣れない電車に乗り、道に迷い、ようやくたどり着くとこれまた不慣れな空気、受付との会話、呼ばれるまでの待ち時間は不安との闘い。

そして書類の説明を受けてもキミは聞いたこともない用語の連続でもう頭はパンク寸前だ。

スマホの契約やネットショップの会員登録をするときに細かく書かれた同意書があるよな?あれ読むか?読まないよな。

特に法律が深く関わる手続きは同意書よりさらに読み飛ばしたくなるくらい、分かりづらく、ややこしい。

そんな細かいところにいちいち目を通すくらい頭が冴えていれば問題ない。

弁護士に頼むのがベストと言える理由

でも、現実は明日もどうなるか分からない不安の中だ

しかも、そこまで苦労してやったのに、書類に不備があったり、説得力がないと、自己破産で借金チャラも認められないなんて最悪な事態にもなる

その点弁護士はプロだから、抜かりがないように確実に手続きを進めてくれる。

手間が省けて確実に借金がチャラになるなら、いいとは思わないか?

だから弁護士に最初からお願いして、不安なく解決していく人がほとんどなんだ。頼りになる人に相談して着実に進めていくのが無難。

自己破産を経験した身からすると、つくづく弁護士に頼んで良かったと思うぜ。分からないことだらけだから。

もしキミが財産なくて、ギャンブルなど後ろめたい借金がないのであれば、初めから司法書士に相談してもいい。

司法書士ならほんの少し手間がかかるが費用をさらに安く抑えられるぞ。

関連記事:自己破産を頼むならどっち?【弁護士VS司法書士】徹底比較

まとめ

  1. 自己破産で財産が20万円ある場合、管財事件となる。
  2. 管財事件は予納金と弁護士費用で総額50~100万円はかかる。
  3. どうしても払えない場合は弁護士に相談して分割払いもできる。
  4. 管財事件は弁護士に頼んでからすべて手続きが終わるまで約半年かかる。
  5. 財産がない場合は管財事件を避けて同時廃止ねらいが基本。やはり弁護士に頼むのがベスト。

自己破産を迷っているなら無料相談してみよう

  • 自己破産したら全財産が没収される
  • 自己破産すると周囲の人に必ずバレる
  • 自己破産すると二度と立ち直れない

これらは全て誤解だ。正しい情報を知って、正しい判断をするためにはプロの弁護士や司法書士へ相談をするのがベスト。

裁判所に直接「自己破産したいんですけどどうしたらいいですか」ときいたら、

「まずは弁護士に相談してください」

と即言われたぞ。

裁判所が答えたってことはつまり、公的な機関が認めた、公式の回答だ。

まずは弁護士に相談、これがみんな通る道と思っていい。

“どうしよう、こんなケースは大丈夫かな”と推測ばかりしていて、一人で悩む時間は正直もったいない。

その間も返済の催促はくるし、利息も溜まっていく。

借金問題はできるだけ早く解決して、次の生活にエネルギーを向けたほうが立て直しも早くなる。

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