自己破産の知識

家賃滞納で自己破産した。保証人への影響はある?

家賃滞納で自己破産しても保証人に迷惑かけない方法
ざび
ざび
ども、ざび(@dr_zawinul )だ。 27歳のときに借金938万円抱えて、自己破産をした。

家賃を滞納して自己破産すると、その家(部屋)から追い出されるのはよく知られている。

じゃあ保証人にはどんな影響があるのか。

結論をいうと、保証人に「家賃滞納分払え」と一括で請求がいく

ただ、対策もあるのでじっくり読んでみてほしい。

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家賃滞納して自己破産したら保証人に請求される

滞納分があるまま自己破産の申立に入ると、裁判所に提出する債権者一覧表には、賃貸人(部屋を貸してくれている大家さん)も載せなければダメだ。そうなると、賃貸人から明け渡し請求を受けるぞ。

明け渡し請求(立ち退き請求)・・・住んでいるところを強制退去させる手続き

破産したから即明け渡し請求が認められるかっていうのは争いの余地があるみたいだ。

が、家賃滞納が2か月分以上あって、もう返せる様子はないなと判断されてしまうと、賃貸人の明け渡し請求は認められてしまうだろう。

家賃滞納分については自己破産すると保証人に全て一括で支払えと催促がくるぞ。

ちょっと恐ろしいな。

保証人には黙っているわけにはいかない。事前に言っておくべきだ。

自己破産しても基本的に家を追い出されることはないんだが、家賃滞納していると大家さんに知られるので強制退去させられるのは避けられないかもな。

保証人への影響は?

【実体験済み】保証人に迷惑はかかる

どれだけ返済が滞らないようにしていても、最終的に自己破産するんだったら連帯保証人への請求は避けられないぞ。

場合によっては、保証人に対して請求がいった時点で最悪絶縁する恐れがあることを十分にアンダースタンドしておくことだ。 人間関係への配慮は念頭に置いておこう。

オレの場合は祖父が奨学金の保証人をしてくれたが事後報告だったので動揺させてしまった。

結局金はオレが負担したので実害は与えなかったんだが、祖父と同居していた叔母が感づいたみたいでオレのことを警戒していた。おかげで人間関係がこじれてしまった。結婚して挨拶に行ってもあまり口を利かなくなってしまったんだ

本人から直接訊いたわけでもなく、真意は実際のところ分からないが、気まずい関係になるのは避けられるのなら避けたほうがいい。

保証人への迷惑は避けられない

支払いが滞り、自身に請求が来ているうちはまだ良いが、いずれ保証人に対して請求がいくことになる。当然だ。貸しているほうから見ればどんな手段でも金を返してほしいからな。

自己破産する以上、保証人への迷惑を避けることはできない。 保証人には最大限の誠意をもって謝罪するんだ。

中には保証人に迷惑をかけたくないから自己破産できないという奴もいるが、現に払えなければ自己破産も考えないと事態は悪化する一方だ。自分だけで背負い込むのはやめよう。

保証人へ事情を説明するタイミング

説明するタイミングは、「今がつらい。場合によっては自己破産しかないかも」と可能性が出てきた段階でするのがベター。

ちなみに支払いが数ヶ月滞ってしまうと、保証人にいつ請求がいってもおかしくはない。

なので説明するタイミングは「自己破産を選ぶ可能性が出てきて、支払いが滞る前」がベストだ。

もし会話をする前に自己破産の手続きを始めてしまったなら必ず通告が保証人にいくから、そのあと事情を説明しよう。まあそうなる前に手を打つのがベターなんだがな。

保証人に迷惑をかけない方法

1.任意整理をしてみる

自己破産にこだらわず別の方法で借金を軽くする方法もある。 例えば、任意整理なら保証人に迷惑をかけない。

任意整理とは・・・法律上の上限金利より高く払っていた金利分(過払い金)を借金の元本に充てて再計算し、まず本当に今払うべき借金額を明らかにする。そのうえで元本のみを分割で支払う手続き。

ざび
ざび
要は過払い金を暴き出して、借金を軽くしてから返済するってこと。

任意整理なら保証人に請求がいくことはないので安心だ。

ただ限度もある。元々の金額がべらぼうに高かったりすると、そもそも手に負えないから焼け石にウォーターなんてことも。今はだいぶ違法金利の請求も減ってきて終焉しつつあるから過払い金自体もそんなになかったりするかもしれん。

任意整理したときの効果や判断は担当の弁護士に聞いてみるといい。借金の対処法は色々あって複雑だ。専門家なら経済的にも精神的にも負担がより少ない手段を提案してくれるだろう。

関連記事:【経験者が語る】債務整理って?種類別にメリット・デメリットまとめ

2.【力技】保証人名義の借金を再び本人が払うように手配する

自己破産はしたい。でも保証人にどうしても迷惑かけたくない、というのなら免責が下りた(自己破産の許可が出た)後に自分が責任を持って払うようにうまく手配するしかない。

保証人付きの借金だけでも支払うことも一応できる。

自己破産した後も一部の借金だけは自分の力で出して、保証人名義の振込用紙をどうにかしてもらうなどして、名義は保証人だが、実質支払いは本人がやるという、いわば一人芝居で片を付ける方法もある。

そのときに注意は、振込用紙がある場合は、債権者に問い合わせて用紙の送付先を保証人の住所ではなく自分の住所にすること

いちいち保証人の家に届いて、それをまた転送してもらっていたらそれも迷惑だからな。

そこは保証人と自分が同居しているっていう”設定”にして一芝居うって送付先を指示しよう。

オレはまさにこの方法を使った。

奨学金が債務の一覧に加えられて、そこの保証人は父と祖父だった。

通告がきてびっくりした祖父から連絡があり、「大丈夫、それは自分で払うから」と説得してその通り自分で今も払っている。

いちいち専用の振込用紙をもらわないといけなくて面倒なんだがな。

本当は他の借金も平等に払わないといけないから奨学金だけ払うのはNGなんだが、保証人つきの借金は親族がらみで面倒なので、自己破産した後に自分で払うようにした

ざび
ざび
まあそれまでと比べれば全然負担にはならないからね。

関連記事:【実体験】自己破産しても奨学金は返済することにした

保証人も支払えない場合はどうなる?

自己破産すると保証人に請求が行く。 上に書いたように、たとえ自己破産前であっても保証人に影響を与えるケースはあるぞ。

保証人が支払えない場合は保証人も債務整理するしかないんだ。ドミノ倒しのようになる。

自身が返済できなくなり、保証人が代わりに返済してくれれば良いが、実際には主たる債務者と同様、保証人も返済する経済力がないケースもけっこうある。となれば、最悪、本人と保証人が揃って自己破産することもあるんだ。オーマイガー、想像したくはないがな。

だから手遅れにならない段階で説明・謝罪するほうがいい

実際の例として、住宅ローンの保証人が配偶者になっていた場合は、夫婦そろって自己破産なんていうのは定番パターンだ。

夫婦間でも溝があって話し合いができていない場合はその後の離婚問題とかにも影響を及ぼすから要注意だぞ。日頃からのコミュニケーションが大事だ。

連帯保証人と保証人の違い

自己破産するとなれば、連帯保証人にどんな影響があるのかだいたいは見えてきたと思う。借金の中には保証人がついている支払いも多い。

ざび
ざび
というか連帯保証人と保証人の違いってなんだか分かるか?

ざっくり言うと、

連帯保証人・・・支払いをしている債務者と全く同じ立場。貸している人が返せと言ってきたら返さないといけない。

保証人・・・返せと言ってきても抵抗できる(場合によっては免れる)権利がある。

一つずつ見ていこう。

【もっと詳しく】連帯保証人とは

一般に連帯保証人については、主たる債務者(実際に支払いをしている人)が支払いできなくなった場合、代わりに支払いをする者と認識されている方が多い。

が、連帯保証人というのは、主たる債務者と同様の義務を負っている者のことなんだぞ。

いいか、つまり、主債務者の支払いが滞っていようといまいと、いつ請求されてもおかしくはない。連帯保証人はいわば連名で借金をしていることと同じ意味だと捉えていい。それくらい重たい立場だということだ。舐めたらあかん。

だから自己破産する前でも、返済が滞っていると連帯保証人に請求がいってしまうケースがよくあるぞ。

自己破産を考えるとき、連帯保証人がいるとなれば、申立前から影響について考えていかなければならない。連帯保証人は返済できるできないにかかわらず請求される。

【もっと詳しく】保証人とは

保証人には、金を借りた人の支払いが滞ってしまったことで債権者から請求がきた場合、「催告の抗弁」と「検索の抗弁」が認められている。ちと難しい用語だな。

催告の抗弁権・・・「まず先に主たる債務者に請求してください」と請求できる権利

検索の抗弁権・・・「まず先に主たる債務者から強制執行で取り立ててください」と言って支払いを拒む権利

主たる債務者・・・借金をした本人または連帯保証人

連帯保証人にはこの2つの抗弁が認められていない。これが最大の違いだ。

ただ自己破産の場合はあまり関係ないかもな。というのは、自己破産となれば金を貸している側は自己破産した本人に請求ができなくなるし、強制執行されたとしてもそもそも支払いができない。つまり保証人特有の権利は無効化されちまうから、連帯保証人か保証人かという立場上の違いはほぼないというわけ。

ざび
ざび
自己破産したら保証人だろうが連帯保証人だろうがつべこべ言わず払えってことだな

上でも書いたが連帯保証人は主たる債務者と全く同じ義務を負うことになるぞ。

ちなみに保証人を立てずに家賃の保証会社に頼んでいる場合は、滞納していないんだったら自己破産がバレても大丈夫。自己破産だけが理由で追い出されることはないのだ。

関連記事:【体験談あり】連帯保証人とは合法的な”人質”である

まとめ

保証人に迷惑がかかるというのは自己破産をしたときの大きなデメリットだ。自分が頑張って返せるならそれに越したことはない。

ただそれでも限界はある。弁護士に相談して迷惑のかからない任意整理の可能性を探るのも一つ有効だ。

大きな声では言えないが、自己破産をしても、保証人ありの支払いだけは自分で負担するように根回しをして、実際に約束通り返していく。その旨を保証人に伝えて安心させる。これならば関係はこじれることは少ない。繰り返すがあんまり表立ってやると偏波弁済になって自己破産自体認められなくなるから気を付けろ。

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これらは全て誤解だ。正しい情報を知って、正しい判断をするためにはプロの弁護士や司法書士へ相談をするのがベスト。

裁判所に直接「自己破産したいんですけどどうしたらいいですか」ときいたら、

「まずは弁護士に相談してください」

と即言われたぞ。

裁判所が答えたってことはつまり、公的な機関が認めた、公式の回答だ。

まずは弁護士に相談、これがみんな通る道と思っていい。

“どうしよう、こんなケースは大丈夫かな”と推測ばかりしていて、一人で悩む時間は正直もったいない。

その間も返済の催促はくるし、利息も溜まっていく。

借金問題はできるだけ早く解決して、次の生活にエネルギーを向けたほうが立て直しも早くなる。

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