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【体験中】奨学金の連帯保証人はキケン。その制度と対処法まとめ

奨学金の制度と連帯保証人
ざび
ざび
奨学金の保証制度ってちゃんと知っているか?

実は保証人以外の保証の仕方があったり、連帯保証人の責任の重さだったりあいまいな人が多いと思う。

奨学金が将来返せるか不安だったり、連帯保証人にどんな影響が出るのか知りたい人向けにまとめてみた。

今回の記事では以下のことがわかる。

  1. 奨学金の保証制度の全体像
  2. 奨学金の連帯保証人と保証人の違い
  3. 奨学金を連帯保証人が払わないといけないときの対処法

実際に今、自己破産後も奨学金を返しているオレの経験から伝えたいコツも書いた。

奨学生本人と連帯保証人の両方に読んでほしい。

奨学金の保証制度

奨学金の保証制度を信頼すれば受けてもいい

まずは全体像から。

奨学金の保証制度って2種類から選べるんだぞ。

保証人しかないと思ってただろ?(オレがそうだった)

1.人的保証

保証人を立てて、いざとなったときに支払ってもらう約束をする契約だ。

だいたいの人がこれを選んでいると思う。

奨学金(日本学生支援機構)には連帯保証人保証人の2種類がある。

用語解説

連帯保証人:

借りた本人と同じ責任。本人が払わないなら返済の義務あり。

 

保証人:

本人と連帯保証人に、「お前らが返せよ」と言える権利がある。それでも払わないなら返済の義務あり。ただし、残金の半額でいい。

似ているようでけっこう責任の重さが違う。

連帯保証人は本人とまったく同じ立場だと思ってくれ。

保証人は多少突っぱねることもできる分責任は軽い。

詳しくは下の記事にも書いてある。

連帯保証人と保証人になる条件

連帯保証人の条件は6つある。

  1. 奨学生本人が未成年者の場合は、親権者であること。
  2. 奨学生本人が成年者の場合は、その父母。父母がいない等の場合は、奨学生本人の兄弟姉妹・おじ・おば等の4親等以内の親族であること。
  3. 未成年者および学生でないこと。
  4. 奨学生本人の配偶者(婚約者を含む)でないこと。
  5. 債務整理中(破産等)でないこと。
  6. 貸与終了時(貸与終了月の末日時点)に奨学生本人が満45歳を超える場合、その時点で60歳未満であること。

保証人の場合は、上の条件に加えて、

  • 奨学金の申込日時点で65歳未満であること。
  • 父母以外

であれば認められる。

2.機関保証

機関保証は、人ではなく保証機関が保証してくれる制度

仕組みをまとめると、

  • 連帯保証人や保証人がいらない

保証機関は、「公共財団法人 日本国際教育支援協会」というところだ。

貸与金額別保証金額の一覧

代表的な保証料は以下のとおりだ(第二種奨学金)。

貸与月額(借りる奨学金) 保証料月額 保証料総額
30,000円 1,121円 53,808円
50,000円 2,117円 10,1616円
80,000円 4,320円 207,360円
100,000円 5,400円 259,200円

表を見てわかるように、手数料が毎月1000円~5000円超かかるからほとんどの人は選ばない。

なんらかの理由で保証人を見つけられない場合に利用するといった感じだ。

本人が払えない場合は連帯保証人が払う

奨学生本人が払えないなら連帯保証人が払う

原則、連帯保証人が返済義務を負うことに

もし、借りた本人がなんらかの理由で支払えなかったとする。

だいたい滞納して2週間後くらいに本人に通知がいくが、連帯保証人にはいかない。

滞納が2か月以上続くと、いよいよ連帯保証人にも催促の通知がいく。

「本人が払えないならあなたが払ってね」っていう決まりだから仕方がない。

連帯保証人が払えないなら保証人が払う

もし連帯保証人も払えなかったらどうするのか。

今度は保証人に通知がいく。

「本人も連帯保証人も払えないなんて、そうそうないだろ」と思っているとキケンだぞ。

近年奨学金で自己破産して、連帯保証人も払えず、連鎖破産するケースが問題になっている。問題になるということは件数が多いということだ。

つまり、保証人にまで火の粉が降りかかる可能性は十分考えられる。

もし甥っ子や姪っ子、孫などに頼まれた場合、覚悟はしておこう。軽い気持ちでサインしないようにな。

【対処法】本人が自己破産したら、再び払ってもらう

保証人で払わないといけないときの対処法

他の借金も多いなら自己破産が有効

まず前提条件がある。

  1. 借りた本人が奨学金以外の借金に苦しんでいる
  2. その借金がなくなれば奨学金が返せる状況

なら、連帯保証人が負担せずに済む方法があるんだ。

要は、まず本人に自己破産をしてもらい、奨学金以外の借金もチャラにしてもらう。

そうしたら奨学金くらいは払える状況だろうから、月々代わりに払ってもらう。

「代わりに」というは、自己破産した時点で、奨学金の返済義務は完全に連帯保証人に移ってしまっているから、返す名義は連帯保証人の名前で、負担は借りた本人という意味だ。

【自己破産前】

奨学金200万円+ほかの借金300万円

→月々返済額50,000円

 

【自己破産後】

奨学金200万円(連帯保証人名義)

→月々返済額15,000円

ただ、奨学金が借金の大部分だという場合は自己破産したところで、返済額は変わらないから意味がない。

奨学金単独でも返済が難しいということは、そもそも収入が少なすぎるのが問題だろうから、収入を増やす方法を先に考えるべき。

やむを得ず収入が上がる見込みがない場合は、素直に連帯保証人や保証人に負担をお願いして、自己破産するしかない。

他の債務整理では解決しにくい

他にも任意整理や個人再生といった手続きもあるが、あまりオススメしない。

というのも、返済額は確かに減るが、奨学金が払えるくらいまで負担が軽くなるかといえば微妙だからだ。

まあ、ここの「重い・軽い」の感覚は本人次第だからよく話し合っておこう。

いずれにしても弁護士など第三者のプロに相談したほうがいい。

連帯保証人が奨学金を返済するときの注意点

連帯保証人が奨学金を返すときの注意点

ここで、実際自己破産後に奨学金を返しているオレから、忠告したいことをいくつか。

ポイントは4つ。

  1. 返済は連帯保証人の名前でないとできない。
  2. 振込用紙で銀行払い。用紙がなくなったら連絡しないともらえない
  3. 返済金額は自分で書いて払うが、決められた金額未満だと遅延損害金がでる
  4. 残金が知りたいときも本人ではなく、連帯保証人でないと答えてくれない

順番にみていこう。

1.返済は連帯保証人の名前で。代行もやろうと思えば可

連帯保証人に届いた奨学金の返済記録

上の写真のように、本人が債務整理をした場合は連帯保証人宛てに通知がくるようになる。

この時点で奨学金を返す責任者は連帯保証人。なので破産した本人では返済できない。

だから基本は連帯保証人が支払いをすることになる。

ざび
ざび

オレは父親が連帯保証人だったから今も父親名義で返済をしている。

ただ金を出しているのは当然オレだ。

ここだけの話だが、銀行に実際支払いに行っているのもオレ。

(本当は父親がやらないとまずいんだが、体が不自由で、金の移動もめんどいからな)。

実際銀行で父親の名前を書き、父親の電話番号を書けばOK。それ以上本人確認なんてしない。

2.振込用紙は窓口へ連絡して補充

連帯保証人への奨学金の振込用紙写真では半分に折っているが、実際はもっと長い

支払いは銀行振込が基本だ。専用の振込用紙が一度に5~10枚くらい送られてくる。

でも、これ、毎月払っていたら当然そのうちなくなる。

じゃあどうするか。連帯保証人から奨学金の窓口に電話して「振込用紙、追加でください」と言うしかない。ほんとめんどくさいシステムだ。

3.延滞金(遅延損害金)に要注意

奨学金の遅延損害金の証拠写真

この写真は今実際に出しちまっている延滞金の一覧だ。

返済するべき元金が10,928円なのになぜか10,000円とか10,500円とか微妙に足りない金額を返していた時期があって、延滞金となってしまった。

自分で金額を記入して払うからこういうミスが起こる。注意してくれ。

年利5%だから、6,500円分延滞したとしても、1年で6,825円か。でも積み重なると痛いから早めに返すつもりだぜ。

延滞金の返し方は単純。

次の支払いで、元金の10,928円に延滞金分を上乗せして払うだけだ。

4.残金を調べるのも連帯保証人のみ可

振込用紙の追加と同じで、これまでどれくらい払ったのか知りたいときも直接連帯保証人が聞くしかない。

オレは父親に聞いてもらったが、頼むのがめんどいときは父親のふりをして(?)聞き出したりした。破産した本人からは問い合わせもできないんだ。

まとめ

どうだった?奨学金の保証制度はだいたいつかめたか?

連帯保証人はとても大変だ。借りた本人と一心同体、いつかは払うかもしれないと心に留めてほしい。

でも自己破産して、もう一度本人が無理なく払うことも可能だ。他の借金とのバランスも考えて、弁護士に相談してみることをオススメする。

まだ奨学金を受けていない人は、そこまで借金して大学や専門学校に通いたいのか、通わせたいのか、というところは一度振り返るといいだろう。

今はスキルアップの機会は金を出さなくてもゴロゴロ転がっているからな。

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  • 自己破産したら全財産が没収される
  • 自己破産すると周囲の人に必ずバレる
  • 自己破産すると二度と立ち直れない

これらは全て誤解だ。正しい情報を知って、正しい判断をするためにはプロの弁護士や司法書士へ相談をするのがベスト。

裁判所に直接「自己破産したいんですけどどうしたらいいですか」ときいたら、

「まずは弁護士に相談してください」

と即言われたぞ。

裁判所が答えたってことはつまり、公的な機関が認めた、公式の回答だ。

まずは弁護士に相談、これがみんな通る道と思っていい。

“どうしよう、こんなケースは大丈夫かな”と推測ばかりしていて、一人で悩む時間は正直もったいない。

その間も返済の催促はくるし、利息も溜まっていく。

借金問題はできるだけ早く解決して、次の生活にエネルギーを向けたほうが立て直しも早くなる。

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